横浜キャンパスについて
理化学研究所は、日本で唯一の自然科学の総合研究所として、
物理学、工学、化学、生物学、医科学などにおよぶ広い分野で研究を進めています。
横浜キャンパスでは、私たちの生存の基盤である生命と環境について、
総合的な理解を深める研究が行われ、その成果の普及、
地域との連携などにも取り組んでいます。
施設紹介
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- [質量分析装置]中央研究棟
- 植物の代謝物や植物ホルモンを網羅的に解析。高感度、高精度な分析をおこなっています。
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- [実験温室]中央研究棟、東研究棟
- 最新の設備を備えた温室では、シロイヌナズナ等の研究用の植物が生育されています。
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- [次世代シーケンサー]南研究棟
- 高速・低コストで大量の塩基配列を読み取れるDNAシーケンサーにより、高精度なゲノムワイド解析を開発しています。
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- [NMR装置]西NMR棟
- 核磁気共鳴(NMR)を利用して原子間の距離情報を収集し、コンピュータによる計算に基づいて、タンパク質の立体構造を解析しています。
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- [クライオ電子顕微鏡]中央NMR棟
- タンパク質など生体分子の観察に威力を発揮する電子顕微鏡。試料を急速凍結し、自然に近い状態で止めた立体構造を捉えることができます。
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- [SNPタイピング施設]東研究棟
- 1つの塩基の違いによる多型(SNP)を体系的に解析し、生活習慣病等に関する疾患関連遺伝子を探索する研究が行われています。
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- りけんキッズよこはま
- 男女共同参画社会の実現、職場における職員等の育児支援、外国人を含めた優秀な職員の確保等を目的として、仕事と子育ての両立を支援しています。
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- 横浜市立大学
- 若手研究者の育成を目的とした連携大学院では、理化学研究所の研究者が大学院生の研究指導を行っています。
主な組織
- 横浜事業所[研究支援部、安全管理室等]
- 生命医科学研究センター
- 生命機能科学研究センター
- 環境資源科学研究センター
- 計算科学研究センター
- 情報統合本部
- 連携促進本部
- 最先端研究プラットフォーム連携(TRIP)事業本部
沿革
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- 1998 年
- ゲノム科学総合研究センターを開設
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- 2000 年
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横浜研究所が発足
植物科学研究センター、遺伝子多型研究センターを開設
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- 2001 年
- 免疫・アレルギー科学総合研究センターを開設
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- 2003 年
- 特殊法人理化学研究所を解散し、独立行政法人理化学研究所を設立
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- 2005 年
- 感染症研究ネットワーク支援センターを開設
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- 2008 年
- ゲノム科学総合研究センターを改組し、オミックス基盤研究領域、生命分子システム基盤研究領域、生命情報基盤研究部門を開設
遺伝子多型研究センターをゲノム医科学研究センターに改称
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- 2010 年
- 感染症研究ネットワーク支援センターを新興・再興感染症研究ネットワーク推進センターに改称
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- 2013 年
- 横浜研究所を改組し、横浜事業所が発足
基幹研究所の一部と植物科学研究センターを統合し、環境資源科学研究センターを開設
ゲノム医科学研究センターと免疫・アレルギー科学総合研究センターを統合し、統合生命医科学研究センターを開設
分子イメージング科学研究センター、生命分子システム基盤研究領域、オミックス基盤研究領域を統合し、ライフサイエンス技術基盤研究センターを開設
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- 2015 年
- 独立行政法人理化学研究所を、国立研究開発法人理化学研究所に変更
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- 2018 年
- 科技ハブ産連本部を開設
- 生命システム研究センター、多細胞システム形成研究センター、ライフサイエンス技術基盤研究センターを前身として、生命機能科学研究センターを開設
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- 2021 年
- 計算科学研究センター、情報統合本部を開設
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- 2023 年
- 最先端研究プラットフォーム連携(TRIP)事業本部を開設
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- 2024 年
- 科技ハブ産連本部を改組、一部組織を最先端研究プラットフォーム連携(TRIP)事業本部に移管し、連携促進本部を開設