[開催レポート]
理研よこはまサイエンスカフェ「ゴールは実用化?新しい学問『レギュラトリーサイエンス』」

日時
2015年1月31日(土)14:00~16:00
講師
向後 泰司(社会知創成事業 予防医療・診断技術開発プログラム マネージャー)
会場
横浜市中央図書館

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2015年1月31日(土)、理研よこはまサイエンスカフェ、「ゴールは実用化?新しい学問『レギュラトリーサイエンス』」を横浜市中央図書館で開催しました。

「レギュラトリーサイエンス」とは、科学を社会生活との調和の上、望ましい姿に調整していく科学として1980年代に提唱された概念だそうです。
今回のサイエンスカフェでは、向後マネージャー自身が、インフルエンザの迅速検出試薬キットの実用化を任され、薬事申請に至るまでの経験を例に、研究成果を医療現場に生かしていくための取り組みが紹介されました。またこれまでの経験を踏まえて、今後、日本発の革新的な医薬品や機器を世に送り出していくためには、研究を実用化まで結びつける取り組みがもっと必要ではないかと語り、研究者も実用化のフェーズを理解し、実用化への橋渡しができる人材やその育成もますます必要になっていることが語られました。

参加者からのコメント

質疑応答では、「レギュラトリーサイエンスは海外ではどのように扱われているのでしょうか。」「応用が大事とのお話があったが、基礎研究はどのくらい大事でしょうか。」などの質問がなされました。
実用化の担い手に関して「こうした医薬品や診断を実用化していく取り組みは外部の製薬会社などに任せた方が効率的ではないのでしょうか。」という質問がありました。これに対し、「企業との秘密保持契約のため、状況が広く知られていないところもあるかもしれないが、既に理研の中でも共同研究というかたちで企業と連携が進んでいる。このような企業との連携も大事ですし、稀少疾患などにもきめ細かく対応していくためには、国や理研をはじめとした研究機関が応用を主導することも時には大事だと考えている。」と答え、効果的な産学連携のあり方についても語られました。

サイエンスカフェ終了後には、横浜市中央図書館内で開催中の展示「遺伝子研究から医療現場へ」へ移動し、向後マネージャーによる特別解説ツアーも実施しました。ご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。


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