[開催レポート]
理研よこはまサイエンスカフェ「助けあって生きていこう:共生の世界」

日時
2016年2月6日(土)14:00~16:00
講師
林 誠(環境資源科学研究センター 植物共生研究チーム チームリーダー)
会場
鎌倉市中央図書館
人数
23名

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講師は、植物に関係する研究をしていますが、小さな頃から魚が好きで、今も熱帯魚を飼育されている、という身近な話題から講演がスタートしました。

豆類の植物が根粒菌と共生すると、根粒菌から窒素栄養が供給されて植物の生長が見込めます。
穀物類の植物と根粒菌の共生ができれば、肥料を少なくできることで、生態系にも優しい持続的な農業が期待できる事をお話されました。

 

この日のために、講師が持ってきた「根粒のついた状態の植物」を、参加者の皆さまに間近でご覧いただきました。

 

参加者の声

・根粒の話の前に、いろいろな話をしてくれて知識が増えた。小学生にもわかりやすく話してくれた。(10代)
・スケールの大きい歴史とミクロな世界の関係がとても興味深かった(40代)
・最先端の研究について具体的に教示してくれた。説明もおもしろかった。(60代)
・とてもおもしろかった。難しい内容だったが、最後は、現在の世界の抱えている身近に問題に結びついてき
   て、より興味がわき、本を読んでさらに知識を深めたい。(50代)
・仕事上(教員)、断片的な内容の教え方となってしまい、それらをつなぐよう知識を増やそうと努力してい
   るが、専門的な先端科学がいつも助けてくれる。今回はそれがとても高いレベルで達成できた。(40代)
・とても有意義な話をたくさん聴くことができた。(50代)
・「自然のスゴさは分からない」ことが分かって楽しかったです。一般市民に遠そうな最先端技術もこうして
   親しませて頂けることが嬉しいです。(40代)

「助けあって生きていく」共生関係の研究が、私達の生活にも大きく役立つ事を講演し、参加者の皆さまから好評をいただきつつ終了しました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

関連リンク:環境資源科学研究センター 植物共生研究チーム

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