[開催レポート]
理研よこはまサイエンスカフェ「魔女の草を排除せよ。寄生植物ストライガの撲滅に向けて。」

日時
2014年8月24日(日)14:00~16:00
講師
吉田 聡子(環境資源科学研究センター 植物免疫研究グループ 上級研究員)
会場
県立川崎図書館

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夏休み期間中の今回は、高校生(15-18歳)の方々を対象として開催しました。普段の理研よこはまサイエンスカフェで実施しているレクチャーやディスカッションに加えて、研究を仕事にすること、普段の研究生活についてなど、「キャリアとしての研究者」にスポットを当てたQ&Aセッションも実施しました。

熱心に話を聞く参加者

吉田上級研究員が講師を務める今回は、アフリカなどで穀物の収量に大きな影響を与えている寄生植物ストライガの不思議な寄生メカニズムや、ストライガから農地を守る取り組みについてお話しました。
前半ではストライガが、植物ホルモン「ストリゴラクトン」により発芽が促進されるなど、現在わかってきているストライガの発芽や寄生の仕組みを、動画を交えて紹介。
また、発芽や寄生の仕組みが徐々にわかってきたことで、農地の土壌改良や、宿主となるイネなどの品種改良をする方法が発案され、農地を守る具体的な対策が行われるようになってきた状況も紹介されました。
今後について、さらに研究を進めることも大事ですが、皆が正しい情報を理解して、実践していくために教育や金銭面での課題を乗り越える必要性にも触れられました。

参加者からのコメント

テーマに関連した書籍を展示

サイエンスカフェの最後には、参加者の方々から本当にたくさんの質問が挙げられました。「寄生されにくい系統のお米をつくっても、抵抗性が出てきて再び寄生されてしまうというお話があったが、除草剤の場合はどうか」「ストライガを主食にしている動物はないのだろうか。撲滅してしまっても生態系には影響ないのか」「増えてしまうストライガを有効活用することはできないだろうか」など、多角的な視点からの疑問、質問が多く挙げられ、前半のレクチャーへの理解がさらに深まったのではないでしょうか。
ご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。


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