[開催レポート]
理研よこはまサイエンスカフェ「遺伝子ですべては決まらない!変化する生命情報」

日時
2014年8月3日(日)13:30~15:30
講師
梅原 崇史(ライフサイエンス技術基盤研究センター 構造・合成生物学部門 エピジェネティクス制御研究ユニット ユニットリーダー)
会場
横浜市中央図書館

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夏休み期間中の今回は、高校生(15-18歳)の方々を対象として開催しました。普段の理研よこはまサイエンスカフェで実施しているレクチャーやディスカッションに加えて、研究を仕事にすること、普段の研究生活についてなど、「キャリアとしての研究者」にスポットを当てたQ&Aセッションも合わせて実施しました。

レクチャー中の梅原ユニットリーダー

梅原ユニットリーダーが講師を担当する今回は、親から受け継いだ遺伝情報に後づけされ、がんや生活習慣病の発症にも関係する生命情報とはどのようなものか、またそれらを医薬品でどこまで制御できるのか、最新の知見をお話ししました。 遺伝子の配列変化を伴わない後天的な遺伝現象を明らかにする研究は「エピジェネティクス」と呼ばれています。この遺伝現象のわかりやすい例として三毛猫を挙げ、三毛猫のクローンを作っても、それぞれの柄や性格は異なることが紹介されました。 また、新しい研究分野であるものの、エピジェネティクス研究が進むことで、DNAメチル化酵素阻害剤など、こうした遺伝現象を制御する医薬品も生まれており、「21世紀の新しい医薬」への貢献が大きく注目されていることも紹介されました。

参加者からのコメント

テーマに関連した書籍を展示

最後の質問タイムでは、「三毛猫の白色はどうやって決まるのか」「生物を研究している人で、化学や物理のバックグラウンドを持つ人はどのくらいいるのか」「研究者として仕事をしていくために、英語はどのくらい必要か」「研究者になってよかったことは何か」など、研究について、キャリアについて多くの質問が寄せられました。今回のサイエンスカフェではほぼすべての参加者と講師が直接会話する機会をつくることができ、研究者の存在を身近に感じた参加者も多かったのではないでしょうか。
ご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。


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