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ゲノムに教えてもらおう! 病気のメカニズム

終了

こちらのイベントは終了しました

私たちの生命の設計図である「ゲノムDNA」。ヒトではほとんど同じ配列ですが、0.1%ほどの違いがあり、その差が体の大きさや病気への罹りやすさ、薬の効き方など多くの個人差を生み出しています。ゲノムDNAのそれらの違いを調べることで、他の人よりも病気に罹りやすいのか、罹りにくいのかといったことがわかるようになってきました。
ゲノムDNAは医療にとっても大事なことを教えてくれます。それは「病気のメカニズム」です。ひとくちに、がんや糖尿病といっても、そもそもどうしてそういった病気になるのか多くのことがわかっておらず、現在も世界中で研究が行われています。研究が進んでいく中で、ゲノムDNAを用いて病気のメカニズムを明らかにすることで、実際に薬の開発に繋がっていった例もたくさんあります。
今回のサイエンスカフェでは、ゲノムDNA、その個人差の話から始め、それを用いて病気のメカニズムをどう解明するのか、実際の病気の例を挙げながら解説します。また、私たち理研の研究室もあわせてご紹介いたします。

なお、今回のサイエンスカフェは、新型コロナウイルス感染拡大防止のためにオンラインでお届けします。

講師 桃沢 幸秀

桃沢 幸秀 肖像イメージ

理化学研究所 生命医科学研究センター 基盤技術開発研究チーム チームリーダー

東京大学大学院農学生命科学研究科修了(2007年) 博士(獣医学)。 同年よりベルギー国 リエージュ大学で博士研究員。その間、日本学術振興会の特別研究員・海外特別研究員。 2012年より現所属の理化学研究所 生命医科学研究センター 基盤技術開発研究チームに研究員として参加し、2015年よりチームリーダー。2018年から横浜市立大学大学院 生命医科学研究科 大学院客員教授。

講師 伊藤 美帆

伊藤 美帆 肖像イメージ

理化学研究所 生命医科学研究センター 研究支援専門職 学術・広報担当

開催要項(PDF:6MB)はこちら

イベントの様子

3月に続いて2回目のオンライン開催となった今回は、約100名の幅広い年代の方々にご参加いただきました。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
私たちの生命の設計図である「ゲノムDNA」のほんのわずかな違いが、病気への罹りやすさ(リスク)に影響したり、ゲノムパターンを手がかりに病気のメカニズムの解明や治療法の開発がなされてきたことなどについて、両講師がわかりやすい事例やイラストを使って説明し、質疑応答も活発に行われました。
終了後のアンケートでは、参加者から「とても面白かった」「科学への興味が深まった」などのコメントが多く寄せられました。
理研横浜キャンパスでは、今後も皆様に興味を持っていただけるようなイベント・プログラムを企画してまいります。

  • 講演中の様子の写真
  • 講演中の様子の写真

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