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理研よこはまサイエンスカフェ
2024冬 スペシャル企画
終わりの始まり 〜なぜ我々には寿命があるのだろう?〜

理化学研究所横浜キャンパスでは、この冬「中学生・高校生向けのイベント」を開催いたします。
「科学者・研究者を目指しているけどイマイチ研究者の仕事や生活って分からない」
「研究者ってどうしたらなれるの?」、「研究者になるためにいま頑張っておくべきことは?」・・・
と思っている中高生(あなた!)のために、現役の研究者が自身や 周囲の人々の実体験をもとに、
「研究者になるまでの道程」や「研究者のリアルな生活」、そして「研究者とは」について本音でお話しします。
「・・でも、部活とか予備校とか忙しいし・・時間ないしな」と迷っているあなたも!ぜひ来てみてください。 いま頑張っている勉強の先にある将来について、そして「自分自身の可能性について」のヒントがこのイベントには隠されています。
理研研究者による最先端の研究紹介や普段公開していない施設のラボツアー、そして研究者とのクロストークなど、面白い企画をご用意して、皆さまをお待ちしております!

飲み物片手に、「将来とか、夢とか、不安とか」気軽にまじめにおもしろく、一緒に話してみませんか?

  【内容】

・研究紹介セミナー
終わりの始まり 〜なぜ我々には寿命があるのだろう?〜


我々ヒトは、限りある時間の中で生をまっとうする。一方で、一部の生物は無限に自分自身のコピーを作り出すことができるので、一見すると永遠の命を与えられたかのような錯覚におちいる。どちらもこの地球上で長い年月をかけて適応してきた生命システムだが、それぞれの設計図、すなわちDNAの「形」には大きな違いがある。初期の生物の形質を引き継いだ原核生物では環状、つまりリング状のDNAを保持しているが、我々のような真核生物ではDNAが線状へと変化した。この変化は生命システムに劇的な違いを生み出した。線状DNAをもつ我々の命は有限、すなわち必ず老化して死を迎えるが、これは同時に個人・個体の多様性を生み出す原動力ともなった。言い換えると寿命と引き換えに生物としての進化の可能性を大きく拡大させたとも言える。過去にさかのぼって進化の現場を目撃することは不可能だが、最新の分子生物学から、DNAが環状から線状へと変化してきた生命史を一緒に紐解いてみよう。

・施設見学
遺伝子解析施設の次世代シーケンサーおよび免疫研究共通機器室を見学していただきながら、生命医科学研究センターの研究内容を紹介いたします。

・研究者との座談会
研究者と直接話をしてみましょう。

講師 三好 知一郎

三好 知一郎 肖像イメージ

理化学研究所 生命医科学研究センター レトロトランスポゾン動態研究チーム
チームリーダー

東京工業大学大学院・生命理工学研究科にて博士(理学)を取得後、京都大学、東京大学、米ミシガン大学にてポスドク研究員として経験を積み、京都大学准教授を経て現在にいたる。

大学生の頃、教科書にDNAの複製機構にはまだ不明な点が残されている、という一文に出会った時、もっとも根本的な生命現象でさえ、わからないことがまだ山ほど残されているのか、という驚きとともに分子生物学の世界に惹かれて線状DNAの複製・維持機構の研究を開始したのが出発点。生体分子を追っていると、ときどき分子から「ささやき」が聞こえる瞬間が研究の醍醐味。当チームに興味がある学生さんがいらしたら、いつでも研究室見学に来て下さい。 

申込方法

申込期間
2024年11月1日(金)~ 12月1日(日)

募集は終了しました

お申し込みいただいた皆様には当落にかかわらず参加の可否をご連絡いたします。
12月10日(火)よりご連絡開始予定。

アクセス

国立研究開発法人理化学研究所横浜キャンパス

〒230-0046 神奈川県横浜市鶴見区末広町一丁目7番22号

徒歩

JR鶴見線鶴見小野駅下車 徒歩15分

バス利用

 

JR鶴見駅、京急鶴見駅から臨港バスふれーゆ行き約15分
理研・市大大学院前 下車 徒歩1分

タクシー

JR鶴見駅、京急鶴見駅から約15分

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