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個性の科学

終了

こちらのイベントは終了しました

私たちは、多様で彩(いろどり)に満ちた世界を言葉や記号を使って表現します。虹は七色で識別されますが、日本には479種類もの伝統的な色名があります。
たとえば「赤」という色ひとつをとっても、現実には実にさまざまな赤い色がありますが、それを私たちは「赤」という言葉で代表させています。
人の心や身体、病気の状態も同じように多様ですが、経験を積み重ねた人でもそれをうまく識別できるわけではありません。センサーと人工知能技術の進歩から、対象の複雑なパターンを識別する技術が発展し、それを医療や教育に応用する研究が進んでいます。
一人ひとりが自分の個性を知ることで、個性に合わせた日常生活や教育が可能となり、相手の個性を受け入れる力が高まっていきます。
今回のサイエンスカフェでは「個性の科学」の現状をお話しします。

なお、今回のサイエンスカフェは、新型コロナウイルス感染拡大防止のためにオンラインでお届けします。

講師 桜田 一洋

桜田 一洋 肖像イメージ

理化学研究所 情報統合本部先端データサイエンスプロジェクト
プロジェクトリーダー

岡山県生まれ。大阪大学理学研究科修士課程修了、博士(理学)。バイエル薬品執行役員リサーチセンター長、ソニーコンピュータサイエンス研究所上席研究員、理化学研究所医科学イノベーションハブ推進プログラム副プログラムディレクターを経て、2021年4月より現職。生命医科学と情報医科学を融合した新たな学術領域の開拓に挑戦している。
近著に「亜種の起源 苦しみは波のように」(幻冬舎)がある。

開催要項(PDF:6MB)はこちら

イベントの様子

7月に続いて開催した今回のサイエンスカフェは、約70名の幅広い年代の方々にご参加いただきました。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

私たち一人ひとりの多様な「個性」。個性はどう識別され、またどのように生まれ、育まれるのかについて、センサーや人工知能など最新の技術や研究成果を踏まえ、講師が丁寧に解説。質疑応答では、特に若い方々からいろいろな切り口での質問があり、講師と丁々発止のやりとりが行われました。

当日の講義を収録したYouTube動画を公開しました。
当日ご参加いただけなかった皆様にも、講義の様子をご覧いただければ幸いです。

今後も、科学への興味を持っていただけるような楽しいイベントを企画して、皆様のご来場をお待ちしております。

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