2016年9月10日(土)、理研横浜キャンパスと横浜市立大学鶴見キャンパスは、今年も共同で一般公開を開催しました。
3200名の皆さまにご来場いただき、盛況のうちに一般公開を終えることができました。ご来場いただいた皆さま、どうもありがとうございました。
当日は、体験イベント、施設公開・ツアー、講演会、ポスターによる研究発表など、多数のイベントを実施しました。会場の様子を一部ご紹介します。
準備された4種類の血液サンプルに抗体を加え、凝集反応を観察することで血液型を判別します。実際にピペットを使い、研究者になったつもりで結果を観察しました。凝集した部分を研究者と一緒に確認しながら、楽しく血液型診断方法を学ぶことができたのではないでしょうか。
研究者が研究に使用するモデル植物のシロイヌナズナとヒメツリガネゴケを使って、キラキラ輝くキーホルダーを作りました。研究者がどんな植物を使って日々研究を行っているのか、また植物が持つ特性など理解を深めながら、世界に一つだけのオリジナルキーホルダーを作りました。
タンパク質にはさまざまなかたちがあり、そのかたちの多様性によって生体内の多種多様なはたらきが産まれている、などの説明を聞きながら、分子模型キットを用いてタンパク質などのかたちを作りました。参加者は、模型完成までにかかる時間を競ったり、さまざまなかたちに模型を変形させたりして思い思いに楽しみながら、タンパク質などの分子について理解を深めました。
所内の研究上の安全を管理している「安全管理室」が一般公開に初参戦しました。普段は公開していない低温設備棟にて、まずは設備や液体窒素の現象論の説明を聞きました。そして、実際に液体窒素にバルーンをつけるとどのように変化するのかを実験したり、液体窒素を使ってアイスクリームを作る実演を見るなど、液体窒素の基本的な性質を学びました。
来年度の一般公開の開催日程は決まり次第、理研横浜キャンパスのウェブサイトでお知らせします。
来年度も、科学への興味を持っていただけるような楽しいイベントを企画して、皆様のご来場をお待ちしております。
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